田丸屋のくりきんとん


▲坂下方面から恵那山を望む。

『田丸屋の栗きんとん』の目次

中山道の宿場町「中津川」

江戸へ続く中山道の宿場町「中津川」。

江戸時代から当時の農民や商人たちは、秋の香りと甘みのある高級食材「生栗」を各地へ献上していました。

▲まさに実りの秋を迎えつつあります。

中津川はこの栗が多く生産される土地柄であり、現在でも山あいの丘陵地に栗畑が多く見られます。


▲中津川の丘陵地では現在でも沢山の栗林があります。

中津川の栗の特徴

▲木曽川の水と爽やかな風に包まれます。

岐阜の山々に囲まれた盆地ならではの放射冷却、木曽川から溢れるほど良い湿度とさわやかな風、澄んだ空気・・・これらの気候が水分を多く含み芳醇な香りと甘みのある「生栗」に繋がっております。


▲放射冷却と湿度と風。これらが中津川の栗を育てます。

田丸屋商店の「栗きんとん」


▲ひとつひとつ真心こめて包んでいきます。

▲栗の粒がちょっと残るところが田丸屋のこだわりです。

決め手は栗の粒が残ること

田丸屋の栗きんとんは、粒が少し残っています。少しだけ皮が残ることすらあります。

▲決め手はちょっとだけ残る栗の粒

まっさらに精製されたような栗を上品に召し上がっていただく、というのではない。昔からのこだわりがあります。

郷土菓子としての栗きんとんは、もともとは家庭の味です。

栗を蒸して潰し、砂糖と混ぜて、はい出来上がり。そこには素朴な歯触りがありました。

甘いだけじゃない。渋いのでもない。手のぬくもりが残ったような秋の味覚そのものが口一杯に広がります。

シンプル故に画一的な工場製品になってしまいがちな栗きんとん。

中津川、恵那を含めた東濃地方には五十を下らない栗きんとんのお店があります。

田丸屋の栗きんとんはそれらのどれとも違います。

時代に逆らうかのような、かたくなな職人の逸品をご賞味くだされば幸いです。

▼あえて洗練されすぎない伝統の作り方を守っている姿が、栞に表現されています。
△目次に戻る

個数とお値段(全て税込み表示)

栗きんとん  6コ入り 1,620円
栗きんとん  10コ入り 2,610円
栗きんとん  15コ入り 3,845円
栗きんとん  20コ入り 5,080円